お墓の知識

カロート 壁面墓所 原 石

和型墓碑 洋型墓碑 デザイン墓所

墓所施行例 文字入れ 工 事

寺院墓所 墓 誌 外柵 五輪塔



カロート

彙骨をお納めする場所のことで、ふだん目に見えない設備ですが、お墓の構造上一番大切とも言える箇所です。石碑の基礎的な性格から、従来はコンクリートで施行していましたが、最近ではご遺骨を納める重要な設備との認識により、みかげ石で施行される方も多いようです。


壁面墓所

首都圏における昨今の墓地不足により登場し、利用者の反応は今のところ様々ですが、ヨーロッパでは古くからある墓所様式です。

 


原石

原石に用いられる石は、花崗岩。斑れい岩、閃緑岩などが大部分を占めています。これらは一般にみかげ石と呼ばれるもので、硬質で風化に強く、磨くと光沢が出るのが共通した性質です。
墓石に関連する石は、産地別に見ると約三百種に分類されます。しかし需要の増大と産出量の減少から、近年は輸入石材の占める割合が全体の約半分に及んでいます。
石は石質が均一でキズやムラのない粘りのある石が良いとされていますが、その善し悪しは判りにくいものなのです。当社では、日本各地、世界各国の石の中から本当に良いものだけを厳選しております。
ご相談くだされば、実物の石見本をご持参致します。


和型墓碑

日本のお墓の約九割を占めます。

構造としては一番上に棹石、次に上台石、中台石、
そして一番下に下台石(芝台)という敷石を置き
四段構造とするのが現在では一般的です。


基本的な和型墓碑の変形として、より高級感を増すため、
以下のようにディテールの細工に凝った仕様もあります。


洋型墓石

公園墓地や芝生墓地の出現によって作られるようになった墓所です。横幅が広く安定性があり、見た目がモダンな上、お墓としての格調も損なわないことから、最近増えてきた形式です。墓石全面に家名を刻むほかに、「憩」「やすらぎ」などのイメージを刻んだものが多いのも特徴です。



デザイン墓所

「お墓にも自分らしい個性が欲しい」と願う人のために、ご希望に沿った墓所を新しい感覚でデザインします。


墓所施行例

1.2平米/1平米/1.8平米

2.5平米/3平米/4平米/5平米

5平米/6平米/8平米


お墓に刻む文字について

お墓に刻む文字の書体には、楷書体・行書体・草書体・隷書体等がありますが、永久に残るものですのでわかり易い楷書体が使われる場合が多いようです。また旧字が使われる事もあります。

昔の単独墓の場合は、個々の戒名や本名を墓石の正面に刻んでいましたが、近年ではほとんどが合祀墓のため、和型墓碑なら「○○家之墓」、洋型墓碑なら横に「○○家」と家名を彫刻するのが一般的です。

また、仏教徒の場合「南無阿弥陀仏」「南無妙法蓮華教」などの題目を刻む事もありますが、寺院墓地においては宗派の違いもありますので、ご住職に相談されると良いでしょう。

さらに神道の方は「○○家奥津(都)城」と刻むのが普通ですし、キリスト教の方は十字架を刻んだりします。

この他にも「愛」「静」「やすらぎ」などの言葉を刻んだ墓石も

隷書体/草書体/行書体/楷書体


工事

ここでは、石の採掘から切断、そして墓所施行までの各工程をご紹介します。
石の採石は開発の申請からはじまり、搬出の道を作り、地表の土を除き、岩盤の採掘に入ります。

  1. 山から切り出された石は不良部分が除かれ、注文の寸法に応じて切断され、原石となります。
  2. 原石は加工工場へと運ばれ、墓所設計図面に従って切断加工が進められます。原石切断中の原石
  3. 切断された原石はさらに大、中、小の図面に従った大きさに切断され、研磨作業に入ります。
  4. ここでは、お墓全体を置く土台となる大きなものから、飾り付けの小さなものまで、時間をかけ丹念に美しく磨きあげられます。
    研磨作業取り付け作業
  5. 取り付け作業現場。
  6. 最後に彫刻工程へと移された石は、最新の機械と職人のノミによって墓石となるのです。

寺院墓所

寺院墓所の場合、寺の境内に造られるため、
区画面積や通路などが一般的に狭い場合が多く、工夫された墓所様式を取り入れています。

限られた敷地を有効に利用するために工夫された墓所様式です。首都圏の寺院墓所では一般的な形態で、墓誌(お戒名を彫刻するための石版)などを設置することが可能な場合もあります。


墓誌

戒名、没年、生前の略歴などを彫刻するためのもので、現在の合祀墓では不可欠の要素といえます。
墓誌板には以下の様な種類があります。


外柵(境界石)

周囲との境界をはっきりと分けるために、墓地の周囲を石材で囲んだものです。
隣接するお墓がある場合は、見えない部分にコンクリートを使用して、石を節約する事ができます。

墓所が角地の場合は、根石部分を石にします。


五輪塔

塔は本来、お釈迦様のお墓という意味があり、仏舎利あるいはその代わりとして経文などを納めるのが原則でしたが、やがて塔自身がお釈迦様と遠い先祖を供養する象徴物になりました。

もっとも多く見られる五輪塔は、方形の地輪、球形の水輪、三角形の火輪、半球形の風輪、宝珠形の空輪から成り、各石にはそれぞれが象徴する概念が梵字で刻まれます。
また、お墓の方角についての吉凶をご心配される方には、一石五輪塔の建立をおすすめします。

なぜならば五輪塔は「四方正面」といって前後左右がなく、四方いずれの方角から拝しても同じ形をしており、方位の吉凶を超えたものとされているからです。

 


 

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